アイスランド旅行(2025/12-2026/01)

Travel

「なぜアイスランド?」——旅から帰るたびに何度も聞かれました。

正直な答えはシンプルで、「なんとなく行ってみたかったから」です。オーロラ、氷河、火山……そういう模範的な理由ももちろんあります。でも一番は、まだ行ったことがなくてイメージの湧かない国に、とにかく行ってみたかった。ただそれだけでした。

夏の方が人気の旅行先ですが、タイミングの都合もあり今回は冬(12月末〜1月初旬)に旅行することに。この記事では準備から旅程・Tips まで、実体験をもとにまとめます。


旅の準備

ガイドブック・情報収集

まずガイドブックを探しましたが、地球の歩き方のアイスランド編は見当たらず。KindleUnlimited で旅行記を数冊読み、国の地理や気候の全体感を掴むところから始めました。

「物凄く寒い国」というイメージでしたが、意外とそうでもないことを知ります。今回の滞在でも最初の数日は氷点下にすらなりませんでした。東京とさほど変わらないレベルです。

服装・装備

気温だけ見ると油断しがちですが、現地の風が本当に強い。風が吹くと体感温度は一気に下がります。脱ぎ着しやすいレイヤードスタイルが基本で、マイナス10℃に耐えられる防寒具を準備しておくと安心です。

📋 装備チェックリスト

  • ニット帽・ネックウォーマー・手袋(必須)
  • 防風アウター
  • グリップ性のあるハイキングシューズ(路面凍結対策)
  • ビーチサンダル(ラグーン・ホステル内用)
  • ブーツ(氷河ハイキング参加の場合)

航空券

費用の大半を占める部分です。エアトリ等の比較サイトで目星をつけてから、航空会社の公式サイトも確認するのがおすすめ。今回はプラン変更可能なチケットを選んだので割高でしたが、それも個人の事情次第です。

空港〜市街地の交通

Keflavik 空港から市街地(レイキャビク)へはリムジンバスが基本の選択肢です。ブルーラグーンに立ち寄りながら向かうプランもありますが、今回は直行チケットを事前予約しました。

現地ツアー

ツアーの種類は豊富です。主なものをまとめます。

ツアー概要
オーロラツアー天候次第で見られないことも多い。見られなければ追加料金なしで再参加できる会社が多い
氷河ハイキング装備の一部レンタル可。服・靴は自前が必要。事前に日本で準備を
ゴールデン・サークル定番の日帰りツアー。1万円強〜で参加できる万人向けコース
ブルーラグーン帰国前のタイミングがおすすめ
火山ヘリツアー予算が許せばぜひ。今回は断念

レンタカーについて

最初はレンタカーで島を巡る案もありましたが、冬の知らない土地での運転リスクを考えて断念。結果的に正解でした。強風で車体が揺れたり、吹雪で視界がゼロになる場面もあり、ツアーのプロドライバーでも苦労していました。経験とリスク許容度を踏まえて検討することをおすすめします。

SIMカード・通信環境

海外旅行の通信手段として、今回は eSIM サービス「Trifa」 を利用しました。欧州8日間の無制限プランで、ヘルシンキ・アイスランド各地ともに問題なく繋がりました。ポケット WiFi やローカル SIM の手間が不要になるので、eSIM 対応スマホをお持ちなら非常におすすめです。


旅程(日別振り返り)

12/26(出発)

夜20時台の羽田発フライトで出発。早めに到着してラウンジへ向かいましたが、10分ほど待って入店。軽食とドリンクは揃っているものの、座席は都内のカフェ程度のこぢんまりした雰囲気でした。

12/27(ヘルシンキ経由→アイスランド着)

朝3時台にヘルシンキ空港着。アイスランド行きまで12時間あるため、いったん市街地へ出ることに。空港内の荷物預かり所(Radical Storage)に大きな荷物を預け、電車で30分ほどかけて市内へ向かいます。

💡 切符の買い方メモ:路線が A〜D のゾーン制で区切られており、どのゾーン間を移動するかで購入する切符が決まります。改札はなく、ホーム上の券売機で購入して乗車するスタイル。

市街地に着いてからは早朝の暗い街を徒歩で散策し、目当ての温浴施設(サウナ)へ。オープン前から並んで2番目に入場できました。素っ裸でシャワーを浴びてから水着を着用するのが現地ルールです。

男女別・男女共用など複数のサウナ小屋があり、朝一はまだ室温が上がりきっていなかったのでロウリュウで温めるところから。外気浴の海水プールは寒すぎて入れませんでしたが、2時間ほど満喫。併設カフェのコーヒーはセルフで無料でした。

サウナ小屋

その後ランチにサーモンスープとジャガイモサラダを。スープはセルフで好きなだけ注げるスタイルで、コスパ良好。ランチ後は街ブラをしてからヘルシンキ空港へ戻り、ラウンジでゆっくりしてからいよいよアイスランドへ。

ヘルシンキのラウンジは羽田とは別格で、ビュッフェスタイルで食事も豊富。4時間のフライトを経て Keflavik 空港に到着。リムジンバスで宿へ向かいましたが、バスは先着順の座席競争になりカオスな状態でした。同行者と隣の席に座れないのはシステム的に惜しいところです。

12/28(レイキャビク街歩き・市民プール)

目星をつけておいたパン屋でモーニング。チキンサンドイッチ+ドリンク+シュクシュカで合計8,000円程度。高いが満足度は高い。

その後は海沿いや市街地を散策。朝10時を過ぎるまでは空が暗く、夜なのか朝なのか判断がつかない不思議な感覚を体験しました。ハットルグリムス教会横のホットドッグ屋台でラム肉のホットドッグをいただき、宿近くの市民プールへ。

市民プールには25mプール・ミストサウナ・ドライサウナ・温水ジャグジー2種が揃っています。ドライサウナはぬるめだったので、ほぼジャグジーでまったりする時間に。地元感があってよかったです。

12/29(グルメ日・ロブスタースープ&ピザ)

この日は街歩きメインで、火山関連の体験型シアターを訪問。臨場感たっぷりで少し酔いました。

ランチはロブスタースープ専門店へ。バゲット付きで、若干塩味が濃いものの美味。夜はピザとフィッシュ&チップスのフライドポテトをテイクアウトして宿で食べましたが、これが今回の旅で一番のコスパ飯だったかもしれません。

12/30〜31(南部1泊ツアー・大晦日花火)

マイクロリムジンバスでの1泊2日ツアーに参加(1人約10万円・宿泊込み)。ドライバー兼ガイドのFrankさんのもと、いくつかの滝・Diamond Beach・壮大な絶景スポットを巡りました。移動距離が長いので車内での睡眠が捗ります。

翌12/31朝は目玉の氷洞窟探検が悪天候でキャンセルに。非常に残念でしたが代替プランを組んでもらいツアーは続行。朝9時頃に訪れた湖の氷河が圧巻で、「これぞアイスランド」という景色でした。強風で車体が何度も揺れる場面もありましたが、無事にツアー終了。

夜は大晦日の花火を見に街中へ。アイスランドでは大晦日に市民が各所で花火を打ち上げる文化があり、街全体が花火大会になります。ハットルグリムス教会前での年越しカウントダウン後の打ち上げは圧巻。日本で何万発レベルの花火を見てきましたが、レベルが違いました。

1/1(ゴールデンサークル・オーロラツアー)

日帰りのゴールデンサークルツアーに参加。壮大な滝や間欠泉を間近で見られる定番コースで、1万円強から参加できます。アイスランド初訪問なら外せないツアーです。

夜はオーロラツアー(天候不順で延期になっていた分)へ。集合場所は人であふれ、バスへの乗車も座席争奪戦に。なんとか乗車できましたが、結果はうっすらとしたオーロラのみ。自然現象なのでやむを得ません。

1/2(ブルーラグーン・街歩き・オーロラ遭遇)

この旅のフィナーレとしてブルーラグーンへ。朝の薄暗い時間帯に青みがかった水と立ちのぼる湯気を見た瞬間、その幻想的な光景に言葉を失いました。ラグーン名物の顔パックをしながらゆっくり巡り、途中バーでビールを1杯。2時間弱の滞在でしたが大満足です。

その後はタクシーで Keflavik 近くの街へ移動し、スーパーや雑貨店をのんびりショッピング。そして帰り道——宿の近くで念願のオーロラを発見。ツアーでは見られなかったのに、街中で肉眼ではっきりと確認できました。「街中でも見える」という噂は本当でした。

1/3(帰国)

前日に名刺をもらったタクシードライバーに WhatsApp で連絡し、朝一でホテルに迎えに来てもらいました。Keflavik 空港からフィンランド経由で帰国。旅終了です。


Tips|旅に役立った情報まとめ

💳 決済

  • 完全キャッシュレス。現金は一切使いませんでした
  • VISA または Mastercard があれば問題なし
  • チップ文化はおそらくないので、請求額通りに支払えばOK

🍽️ 食事・グルメ

  • ラム肉のステーキが名物。高いけど美味しい
  • ホットドッグは観光地・コンビニ・屋台と至るところで売っている国民食
  • ケバブ系は世界共通で美味しく、比較的リーズナブル
  • ロブスタースープ(バゲット付き)も外せない一品

💸 費用感

⚠️ とにかく物価が高い。カフェでモーニングを食べたら 6,000ISK(約8,000円)。1日3食の外食は費用的に厳しいです。

節約するなら以下が有効です。

  • ホットドッグ・屋台グルメを活用する
  • スーパーマーケットで食材・スナックを買い込む
  • 日本からカップ麺など携行食を持参する
  • ケバブ系の店は相対的に安め

📱 使ったサービス・アプリ

ツアー手配

  • GetYourGuide:アプリが使いやすい。ツアー会社からもダブルで通知が来るのは少しノイズ
  • Guide to Iceland:現地情報全般に便利
  • Bus Travel Iceland:空港リムジンバスの予約に利用

宿泊・その他

  • Agoda / Booking.com:宿泊手配
  • Radical Storage:ヘルシンキ空港での荷物預かり。アプリ不要でも利用可
  • WhatsApp:タクシー運転手への連絡に活用。名刺をもらったら即登録が吉
  • PriorityPass:羽田・ヘルシンキで利用。Keflavik 空港は対象外

📡 SIMカード・通信

今回は eSIM サービス「Trifa」の欧州8日間無制限プランを利用しました。ヘルシンキもアイスランド各地も問題なく通信でき、ポケット WiFi の手配や現地での SIM 購入が不要になります。eSIM 対応スマホをお持ちなら、海外旅行の通信手段として非常におすすめです。


まとめ

  • 冬のアイスランドは寒さよりも強風と物価の高さが最大の洗礼
  • ツアー参加が移動の主軸。レンタカーは冬には上級者向け
  • オーロラは運次第。ツアーより街中で偶然見られることもある
  • 大晦日の花火は想像を超えるスケール。時期が合えばぜひ狙ってほしい
  • ブルーラグーンは帰国前の締めくくりに最適

「なぜアイスランド?」という問いへの答えは、帰ってきた今でも上手く言語化できません。ただ、行ってよかったとは確実に言えます。雄大すぎる自然と、年越しの花火の大迫力は、日常では絶対に味わえない体験でした。

コメント

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